カクテルベースとしても人気のウォッカ

ウォッカとは、主に原料となる穀物を麦芽やライムギの麦芽で糖化・発酵させ、連続式蒸留機で蒸留後、白樺の炭で濾過する事によって仕上げたお酒の事です。基本的に無色透明の癖のない味が特徴ですが、フルーツフレーバーやスパイスを漬け込む事によって独自のフレーバーを出した種類も存在します。
ウォッカの個性は、ベースになるスピリッツをどのようにして造り上げ、白樺活性ろ過をどうやって行うかで決まります。極めて純度の高いスピリッツですので、原料による仕上がりの違いはほとんどありません。
11世紀から12世紀にかけてのロシア・ポーランドが発祥国と言われており、特にロシアのイメージが強いお酒です。かつてはをロシア中心に飲まれいただけでしたが、ロシア革命時にロシアウォッカ製造会社最王手の社長がフランスへ亡命した事によりヨーロッパへと広がり、その後、アメリカへ亡命したロシア人によってアメリカでも知られるようになりました。
飲みやすく癖のない味はカクテルベースとしても重宝されていて、簡単にバリエーションを広げられます。ライムジュースとライム、ジンジャーエールを入れてステアするだけのモスコミュールは、特別な道具がなくても簡単に家庭で楽しむ事ができます。他にもグレープフルーツジュースとレモンの輪切りをステアし、グラスの縁をレモンで濡らして食塩をつければソルティードッグが、オレンジジュースを入れればスクリュードライバーになります。
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