世界にはお酒にまつわる言い伝えというのが本当にたくさんあります。
それらは伝説であったり迷信であったりと様々ですが
お酒が遠い昔から人々と共にあったにあったことを感じさせるものです。
もちろん日本にも多くのお酒にまつわる言い伝えがありますので、
その中からいくつかご紹介したいと思います。 

・酒泉
酒泉とは水の代わりにお酒が湧き出る泉や滝壺のことです。
日本では「養老の滝」が特に有名な酒泉ですが、他にも岩代国白川群泉崎にある「酒清水」や
薩摩国西南にある「猩々ヶ淵」などが酒泉として知られています。
こうした酒泉は神様のお告げや、酔っぱらった動物の行動を調べて見つかり
大体の言い伝えでは見つけた人物が、お酒を元に繁栄するようです。

・日本神話に出てくるお酒
古事記や日本書紀ではスサノオがヤマタノオロチを酔わして倒すために
お酒を用意したことが有名です。 その時用意したお酒を「八塩折之酒(やしおりのさけ)」と言い
このお酒は一説によると日本で最初に登場したしたお酒であり
古事記には「汝衆菓を以て酒八甕を醸すべし」と書かれていることから
どうやら果実酒であることがわかっています。
なお、お米から造られたお酒で日本書紀に一番最初に登場したのは
「天甜酒(あまのたむざけ)」と言います。
これはコノハナサクヤビメが造ったとされるお酒で口噛み酒であったことがわかっています。

・酒呑童子
酒呑童子は鬼の大将としてと同時に大酒飲みとしても有名な妖怪です。
彼は大江山を拠点として暴れ回っていたところを、
源頼光とその部下達によって退治されたとされています。
興味深いのはその正体、一説によると紅毛人(ロシア人)であったとされているのです。
まだ日本にはウォッカはおろか蒸留酒もない時代の話なのに
そんな昔からロシア人に大酒飲みのイメージがあったのなら面白いですね。

いかがでしょうか?
こうしてみると、どんな時代にもお酒が人々に愛されているのがよくわかります。
今日ご紹介させていただいた話の中で私の一番のお気に入りはやはり酒呑童子のお話です。 
もしロシア人のかたと飲む機会があったら是非このエピソードを披露してみて下さい。
きっとご先祖様もたしなんだという日本のお酒を大いに楽しんでくれることでしょう。
もちろんその時にはウォッカを用意するのも忘れずに。
せっかくですから今昔様々なお酒に杯を重ねましょう。
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