肝臓を大切にしながらお酒を飲んで得られる効能
お酒は飲み過ぎれば肝臓にダメージを与えますが、上手に利用すれば様々な効能を得ることができます。昔から百薬の長と言われることからも分かるように、長寿にとっても有益なことがわかります。適量の晩酌をする習慣がある人には、実際に長生きの人が多いのも確かです。晩酌によってストレスが解消しますが、血行が良くなることが特に大切です。血行が良くなれば高血圧も改善しやすくなり、体の疲れも取れて夜にはぐっすりと眠れるようになります。
卵酒は風邪を引いたときに飲む飲料として、世界中で愛用されています。お酒の持っている血行促進の効果に加えて、卵に含まれる滋養成分の働きで体力を養うこともできます。生薬を配合したものについても、疲れを取る効果があります。焼酎にはマムシや高麗人参を加えて、成分を抽出してから飲む習慣もあります。高麗人参を加える場合には、有効成分のサポニンのおかげで、血行を相乗的に改善することもできます。
日本酒の場合には大量の酵素の働きで、美容にも良い効果を得ることができます。昔から酒所には美人が多いと言われるのは、麹の栄養をお酒から十分に摂取しているためでもあります。原料の米を麹で発酵させる過程で、酵母などが猛烈に働いて芳醇な日本酒になります。十分に醸された日本酒は美容成分の宝庫ですから、飲み過ぎなければ肝臓を大切にしながら美肌効果も引き出せます。熱燗にして飲めばお腹を冷やすことなく、新陳代謝を促進して免疫力も向上しやすくなります。