つい先日には東京でも雪が降り、どうやら寒さはますます増していく一方です。 
この一年で一番の冷え込みの最中、みなさまどのようにお過ごしでしょうか？
身体を温かくして、暖かい料理を食べたり暖かいお酒を飲んだりするのもいいですね。

さて、ところで料理といえばオランダにもやはり名物料理があります。
多くのかたはオランダといえば風車、チューリップ、木靴などを想像されますが
実はそれらと同じくらいオランダの名物といっていいのが魚のニシンなのです。

ニシンはオランダの国民的な魚といっても過言ではなく
オランダの歴史はニシンとともにありました。
遡ること数百年、誕生したばかりのオランダ王国を支えたのはニシン漁でした。
日本でもニシン御殿という言葉があるように一度に大量に捕ることができるニシンは
売り方一つで巨万の富を手に入れることができる魚でした。
当時新興国だったオランダは隣国にニシンを売り、外貨を稼ごうとしました。
その目論見は成功しオランダは巨額の富を得ることに成功し
またニシン漁を続ける内に発展した独自の保存技術、航海技術は
やがてオランダを世界的な影響力を持つ国家へと導いたのです。

そのような歴史的背景から現在でもオランダではニシンが大変愛されており
現在でも一般的に大変よく食べられる魚となっています。
生のニシンを酢や塩に漬けてピクルスや生の玉ねぎを添えて
尻尾をつまんで大きく口を開けて
上を見ながらパクリと食べるというシンプルでそして豪快な食べかたをするのがオランダ流。
料理名を「ハーリング」といい
これはまさしくニシンそのものを指し示す単語でもあります。 
オランダでは毎年6月にハーリングを食べるお祭りまで行われるほどで
とにかく新鮮なハーリングはオランダを代表する
そしてオランダで最も愛される料理だとはっきりわかります。 

なにやら美味しそうな気がしませんか？
気になったかたはまずはニシンのお刺身からトライしてみてはいかがでしょうか？
滅多に口にすることのないお刺身ですが
味にクセがなくそれでいて上品な脂の乗った非常に美味しいお刺身だそうです。

是非その際には一緒にVanGoghジンをお試しください。
何故ならハーリングに一番合うとされているお酒はオランダ産のジンだから。
きっとニシンのお刺身との相性もバッチリなこと請け合いです。
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